光を広げる
ザ・グループとのチャネリングが始まり、この仕事をするようになったとき、この仕事をうまく進めていくにはどうしたらよいか尋ねてみました。すると、こんな反応が返ってきました。彼らは何にもまして私たちの自由意志を尊重するので、指示することはありませんでした。代わりに、こういう仕事をする人たちの落とし穴をどうしたら防げるか、良識的な提案をしてくれました。グループからのメッセージは常にエンパワーメントに関わる内容です 。彼らによれば、私たちは、暗に自分自身をからかっていると言うのです。つまり、この人生ですべてをやり遂げ、すべてに納得してベールを外した時には、私たちがチャネリングする存在は自分と同じ存在だったことが分かるだろうと言います。つまりベールの向こうには真実は一つしかなく、ここにいる私たちは、みなそれぞれがその一つの真実の多種多様な「フレーバー」、味付けに過ぎないのだというのです。
私たちはLightworkerやPlanetLightworkerを活動の拠点としており、もっと光が輝く場を作れば作るほど、全員に光が降り注ぐという前提に立っています。そんな思いから、ザ・グループが教えてくれた、地球で光をうまく伝えていくための助言をみなさんともシェアしたいと思います。光を広げようとしている多くのみなさんご自身の判断や自立の一助になればと思います。みなさん各自の真実の「フレーバー」を引き立てるのにお役に立つことを祈っています。
この活動を始めた当初、私は「真実の剣」という3時間セミナーを開催していました。それに際してザ・グループから提案があったのは僅か3つのことだけでした。
The group
故郷からのご挨拶
みなさんにはメッセージを伝えてほしいとお願いしてきました。人間という形で存在するときには、頭脳を通してメッセージを伝える必要があります。ただ、私たちが伝えている本当のメッセージは心を通じたものですが、それだけに誤解が生じる可能性もあります。なので、心を通じてうまく手助けをするためのガイドラインとして、下記のようなシンプルなご提案をお伝えします。
ヒーラーの定義:
「自分の力で自分を癒すために、心地よく感じられるスペースを創ってあげられる人のこと」
新しい地球では、より次元の高い現実をサポートするために、より崇高な真実に向けて手を差し伸ばすことが求められます。以下のファシリテーターのための12の心得は、ヒーラーのみなさんがより高い次元の真実を明確にしていく上でのアドバイスとしてお伝えします。
1) エンパワーメントに焦点を置く
新たな地球のより高い波動の中では、各自が自立し、自力を保っている時のみヒーリングが可能になります。まず始めに考えるべきことは、その人自らの力を損なうことなく手助けする方法を見出だすことです。それを念頭に置いてください。
2) 要望に基づくヒーリング
すべてのファシリテーション、手助けは、相手の要望があって初めてスタートするものでなくてはなりません。明確なリクエストがなければ他の人を手助けすることは最早できません。
3) 意 図
新しい世界では、最も高い意図をもって臨む時にだけ、他の人を手助けすることができます。私たちが進化していくと、もはや秘密がなくなります。ですから、ファシリテーターとして私たちは、自分自身についても、自分の動機についても、はっきり分かっていなければなりません。
4) 見 方
ヒーラーとしては、病気は必ずしも何か悪い兆候という訳ではないことを理解しておく必要があります。その人の変化を促すのに病気が必要な場合もあり、私たちの役割は、単にそのプロセスを手助けするに過ぎません。また、病気は健康の一つの状態に過ぎないということを理解することも重要です。健康が行き渡る環境を築くためには、あらゆる状態に取り組まねばなりません。
5) 真 実
ファシリテーターとして、自分の真実を話すことが重要です。しかし、真実を話しながらも、真実は常に進化していることを認識する必要があります。したがって、自分自身の話す言葉も成長の余地があることを認めるのです。あなたの真実を押しつけることなく、相手が自分の真実に立脚しているのを認めつつ、あなたの真実を話す必要があります。たとえそれが自分のものと違うとしても、真実のあらゆる「フレーバー」を尊重しましょう。競争というのは、人生というゲームボードの極性の幻想に過ぎないのです。
6) バランスの取れたエゴ
ファシリテーターとして私たちは、たえず自分のエゴをチェックし、自分の言動の背後にある動機を、真実の観点から吟味することが必要です。バランスの取れたエゴはヒーリングを手助けする際に必要です。エゴが大き過ぎると、私たちは源から切り離されてしまいます。一方、小さ過ぎると、ヒーラーとしての役割を果たすことが出来ません。バランスが大切です。
7) 直感力
私たちは、価値判断せずに選択するという直感力を磨く技を会得していかなければなりません。自分のフィールドに入ってくるものを注意深く選び、自分の波動を補完するような物事やアイディアだけを選ぶのです。それ以外のことは判断せずに手放します。すべてに関わる必要はありません。むしろ、自分を育み、成長させるものだけを選びましょう。
8) 安全なスペースを創る
ファシリテーターが使える最も賢い言葉は、「わかりません」という言葉です。
9) 弱み
私たちヒーラーの最大の強みは、間違いを起こすこともあるということです。それが、ことのほか人間らしい点なのです。何事をするにもこの点に光を当てて輝かせるようにする必要があります。他の人と率直に誤りを分かち合うことが必要です。このようにして弱みだと思われていたものが、たちまち最大の長所に変わります。
10) 思考をマスターする
覚えておいてください。自分の頭の中に入ってくる思考や考えは制御しようがありませんが、何を残しておくかどうかは完全にコントロールできます。自分の思考のあり方をマスターすることが私たちの責任です。またこのプロセスをクライアントと共有することも私たちの責任です。
11) 動 機
皆誰もが同じモチベーション、動機を持っているということを理解することが重要です。根本的に私たちは、皆、似たような幼子なのです。暗い部屋では手探り状態になり、光に通じるドアを探します。お互いを傷つけ合わずに「光」を見つける一番簡単な方法は、手を取り合うことです。
12) 責 任
他人を癒すことは不可能です。本人が望む時に、本人自身が自分で自分を癒す余地を創り出し提示することだけが可能です。だから、自分以外のどんな人でも癒そうなどという責任を引き受けることはしないでください。もし、クライアントによってエネルギーが消耗したのであれば、それは相手を癒す責任を引き受けてしまっているからです。責任は、力のバランスであることを覚えておいてください。本人自らが自分を癒す責任を引き受けられるように援助し、その結果、自分の本当の力が持てるようになるのです。
お互いに尊敬の念を持ち、お互いを育み合い、うまく演じ合ってください。
The group
地球の歴史の中でもこのすばらしい時代にここにいられることを本当に光栄に思います。
みなさんを力いっぱい抱きしめ、そっと背中を押します。
Steve Rother